世代間のギャップと付き合うのは難しい、 文化的価値観を扱っているので、世代間の価値観の違いについてお客様と一緒に考えることがあります。一般的に、世代間のふるまいや価値観のギャップは再現すると言います。今の若い人は〇〇と言われている側の人が、年齢を重ねて、今の若い人は〇〇と言う側になっているという。
国民文化も再現性があります。そのため、変化がとてもゆるやかで、ほぼ同じ国の文化的価値観が次の世代に受け継がれることになります。
とはいえ、年齢を重ねればわかるよみたいな態度をとっても卑屈で何も変わらないですよね。
では、何ができるか。
お互いに、学生時代の環境を話し合ったり、どんなことを楽しんできたかを話し合ったりして(もしくは叶わなかったことがあるとしたら何か)、あえて自分との違いを浮き彫りにしていいのではないかと思います。文化の学びも、共通点と相違点、両方を知ることを大切にしています。
すると、仕事に対しても違う視点から見ていることを前提に意見を求めることができる。
意見を求められる側も、自分のアイデアや意見が必要とされていると感じると、頑張って応えようという気持ちになる人は多いと思います。
それから、上の世代が完璧さを見せるだけではなくて、新規事業かもしれないし、大規模なDX化かもしれないし、何かしら変化に揉まれながらも進んでいるストーリーを共有することで、若い世代の人が気負わずチャレンジできて、世代間の仕事に対する気持ちのギャップを埋めることができるのではないかと思います。
上記の完璧さと重なる部分がありますが、優れていることを大切にする日本文化。達成するまでの道のりに世代間のギャップから生まれる力を加えるためにも、上の世代がオープンになってみると変化が起きるかもしれないと思っています。
世代間のギャップを俯瞰してみつめて、私自身も学びたいと思います。
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